≪上映会場≫ フォーラム那須塩原 

 那須塩原市豊浦字豊浦12-1 ビバモール那須塩原 内

http://forum-movie.net/nasushiobara   Tel: 0287-60-7227 

「明日へ -戦争は罪悪である-

(2018年/日本/89分)

国が起こした戦争に異議を唱えて投獄されたり、

周りの人から非難され、

白眼視された時代がありました。

2019年2月15日(金)~1月21日(木) 1週間限定上映

① 10:00~ ② 18:50~ 【1日2回】

 

2月15日(金)朝の回上映と夜の回上映

藤監督の舞台挨拶があります。

(朝の回の舞台挨拶後には、サイン会も予定しています。)

 

前売り券  \1000  販売中

前売り券取り扱い情報 はこちら

 

明日へ - 戦争は罪悪である -

〔あらすじ〕

 2015年秋、安保頬う案に反対する国会前のデモの様子がテレビのニュース番組で放映されている。長年、高座で反戦平和を語り続けてきた落語家・金山亭我楽こと尾藤純次は、96歳になった今、老人ホームでいても立っても居られず車椅子でデモに参加しようとするが、弁護士の由希奈に止められる。戦争を知らない世代の由希奈に、純次は噺家への道を開いてくれ師匠とも仰いだ一人の僧侶・良善のことを語り始める。

 

1932年(昭和7年)、日中戦争から太平洋戦争に向かう戦争の時代。瀬戸内海に浮かぶ小島に暮らす13歳の純次は落語好きな少年だった。純次の父親は落語よりも学校の勉強に専念するよう諭してもらおうと良善の寺を訪れる。ところが良善は、純次に落語をやるよう逆に背中を押してくれる。やがて東京に出て落語家になった純次は、20歳となり出征の日を迎える。島での出陣式で、良善は突如「戦争は罪悪で人類に対する敵、すぐにでも止めたほうがええ」と村人を前に語り始め、純次たちを驚かせる。それまで戦争協力する説教を語っていた良善のこの変化には何があったのか・・・。

 

戦争への悪縁を潰しましょう ( 花園大学総長 河野 太通 )

 この作品の台本を読んで泣いてしまった。あの時代に、この様な良心の人、慈悲の人、まこと仏教者の居たことに、戦前・戦中を軍国少年で過ごした私は、救われる思いをするのである。

 今、かの戦争に転がっていった日本の社会状況と同じだという危機感を持たざるを得ない。是非、この映画をご覧いただいて、悲惨な過ちをくりかえすことになる悪縁を潰しましょう。

 

上映協力:那須野が原・九条の会、平和と憲法を守る!栃木県北市民ネット

 

那須野が原・九条の会 -

2003年6月、井上ひさしさんを含め9名の連名で出された「九条の会アピール」に次のことが書かれています。

『憲法制定から半世紀以上を経たいま、九条を中心に日本国憲法を「改正」しようとする動きが、かつてない規模と強さで台頭しています。その意図は、日本を、アメリカに従って「戦争をする国」に変えるところにあります。そのために、集団的自衛権の容認、自衛隊の海外派兵と武力の行使など、憲法上の拘束を実際上破ってきています。また、非核三原則や武器輸出の禁止などの重要施策を無きものにしようとしています。そして、子どもたちを「戦争する国」を担う者にするために、教育基本法をも変えようとしています。これは、日本国憲法が実現しようとしてきた、武力によらない紛争解決をめざす国の在り方を根本的に転換し、軍事優先の国家へ向かう道を歩むものです。私たちは、この転換を許すことはできません。』

これらの懸念はすでに現実のものとなりました。次は「憲法改定」。「戦争には反対だけど」「戦争なんて起こらないよ」とみなさんおっしゃいます。確かに「日本が独自で戦争に向かう」とは思えませんが、アメリカの命じるままに自衛隊の皆さんが海外での戦闘に巻き込まれる虞が大きくなってきています。「言葉」だけはきれいな政治家に任せていると(「積極的平和主義」なら「武力」はいらない筈ですが)、気が付いたら「後戻りできない」ところに立っていることになりかねません。

 

主権者は国民です。主権の行使にはデモ、アピール、陳情、訴訟、投票など、色々な手立てがあります。

「那須野が原・九条の会」は毎月、厚崎公民館(第3土曜日)と西那須野公民館(第2水曜日)で憲法カフェを開いています。あなたも参加しませんか?